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葉っぱからの脱皮

7.16

葉っぱというモチーフを用いていることにいささかの疑問がわいてきました。

というのも、そもそも葉っぱという形態を感じることが目的ではなくて、もっと他にあるのではないのではないか、と思えてきたからです。

葉っぱというのははあくまで着想のきっかけにすぎなくて、最終的に生まれた形態が葉っぱ的でなくても、というよりむしろ葉っぱ的でない方が変に形態に目を奪われなくて良いのではないかと感じています。

葉っぱも木のDNAっていう内発的な原理と光なんかの外発的な要因の相互関係で生まれてきている形態なので、T house も葉っぱという形態を内発的に扱うこと自体変な話で、
むしろ、その場所、その木の上の環境と対話しながら、構造やエントランスなどの必要条件、僕らの期待をちょっと含んだカタチこそ、自然なカタチとだということなのではないでしょうか。

bamba
by t__house | 2009-07-17 01:41 | エスキース
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